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2014年12月に作成された記事

長男MACに転ぶ

 我が家は代々のWin派である。初代Windows3.1から今の8.1にいたるまでずっと使い続けている。家族もみんなそうさせてきたし、会社でも印刷業界がこぞってMACになびくころも孤高にWin環境を守り続けた。Win DTPの中西と言われるぐらいだったのだ。

 なのになのに、長男が最新のノートパソコンをWinからMAC Bookにしてしまった。

 長男は今大学生。情報関係を勉強している。このコラムでも生まれた直後から再三再四登場してもらっているので、ご記憶の方も多いかもしれない。物心に着いた頃には家にインターネット環境があった最初の世代となる。コンピュータ環境は彼にとっては水や空気のようなものだ。あるのが当たり前。しかしだからこそコンピュータ環境には敏感なところがある。その彼がMACに転ぶというのだ。

 だが、理由を聞いてみると無理はない。というか逆に今のWinの問題点が浮かび上がってくるように思えてきた。

 まず、MACが安いというのが第一理由らしい。これは意外だった。MACは高いという先入観があったからだ。Winマシンは安い物は極端に安いが、どこまで信頼できるかわからないところがある。MACは海外ブランドの格安Winよりは高いが、一応MACブランドの信頼性のある物が手に入る。国産ブランドの丈夫なWinマシンはMACよりはるかに高く、とても彼の手には届かない。結局、信頼性と価格の妥当性を考えるとMACになるという。

 MACはハードとOSが一体であることも大きい。WinはOSは巨人マイクロソフトが供給しているが、ハードはそれこそ世界中の有象無象が作っている。OSが共通であるとはいえ、どうしてもハードとの相性という奴があるし、使えば使うほどその差が気になるものらしい。WinはハードとOSが別々に供給されるからトラブルも起こりやすい。MACはハードとOSが一体供給なので、安心して使えるというわけだ。

 そして、やはり8問題である。新しいWinマシンを買うとなるとOSは8.1になる。8系Winはどう調べても使いにくいし、いい評判を聞かない。その点MACのOSは何年も変化がなく安定している。開発をやっている者にとってはOSは開発の基本だ。OSが変わればまたプログラムを書き換えねばならない。次々にあたらしい仕様も覚えなければならない。それでも、どうしても新しく覚えなけれないのなら、評判の悪いWin8を覚えるよりMACでの開発を覚えた方が得策ということになる。専門的になるが、Linuxが標準装備というのも嬉しいらしい。

 以上、彼がMACに転んだ理由である。結果として非常に満足しているようだ。ただひとつだけ不満があるとすれば、フリーのゲームソフトがあまりないことだという。フリーのゲームソフトは今の若者にとっては主食だから、これは辛いだろう。もちろんフリーのゲームはトラブルを起こすものが多いのも事実。逆にMACはこのあたりの素性の怪しいソフトはあまり流通しない。簡単には作れないし、作っても流通させられないからだ。

 先月も書いたが、Win8.1に七転八倒している私にしてみれば、うらやましくなる話ばかりではないか。もちろん、彼は開発を勉強していて、私はコンピュータをアプリで利用するだけだ。だから長男のMAC選択条件をそのまま参考にするわけにはいかないが、それにしても、なあ。

 おりしも、先日、Win10 の発表があった。発売は来年秋。さて、そのころには私のメインデスクトップマシンも更新の時期を迎えるが、すでに私も50代後半。この年では新しいMAC環境に慣れるのもめんどうだ。願わくはWin10がいいOSであらんことを祈る。私をMACに走らせるような事だけはしてくれるな、マイクロソフト。

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