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2011年6月に作成された記事

E-Book市場を襲う「スパム」本の脅威

ああやっぱりな。

アマゾンでスパム本が問題になっているそうな。自分が簡単に著者になって自費出版ができてしまうのは、電子書籍の最大の利点とも言われたけれど、これを逆手にとった新手のスパムである。

手口は2つ、ひとつは充実した内容のものをそのまま盗作してしまうというものだ。タイトルや著書名、それに主人公の名前など変えてしまえば膨大な電子書籍群の中から、盗作かどうかを判別するのはかなり難しい。これを本家より安く売る。1ドルでいい。1冊の収入は65セントにすぎないが、1000冊売れれば650ドル、もし1万部売れれば6500ドル。元出はほとんどゼロだからおいしい話だ。

もうひとつはPLR(Private Label Rights)つきの素材をつかうものだ。このPLRというのも初めて知ったが、アメリカにはいろいろな商売が生じているものだと思った。プログにもっともらしい記事を常に配信するのはけっこう才能のいる話なので、こういった客寄せ用の記事を売ってくれる商売だということだ。これだと元の記事の著作権者とか改ざん禁止とかうるさいこと言わない。自分の好きなような換えて、自分の名前で発表してよい。スパム本はこういった記事をたくみにつなぎあわせるのだそうだ。これでけっこうもっともらしいものがでっちあがる。

電子書籍は従来の活字文化を破壊するとは言い続けて抵抗運動したりしていたが、やはりこういうことになってしいましたか。ソシャルネットワークで査読するとか言っているけれど、はたしてどうでしょうね。次には査読済み証明書の権利が安売りされそうだ。

なおこのニュースソースはEBOOK2.0という有料のニュースレターだけれど主宰者からOKをいただきましたんで下に紹介しときます。

「EBook2_V1_N40M.pdf」をダウンロード


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