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2010年10月に作成された記事

京印季報「電子書籍時代の印刷業」

7月にやった京都府印刷工業組合の講演「電子書籍時代の印刷業」が、講演録として、京都府印刷工業組合の機関誌に掲載されました。


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ここをクリックしてもらえれば、本文PDFに飛びます。

7月は「我電子書籍の抵抗勢力たらんと欲す」が発売されたばっかりで、ちょっとハイになっており、我ながら話がやや脱線気味ではありますね。講演って、こうやって文章におこしてみると、支離滅裂しゃべっていて恥ずかしいですね。

電子書籍の作り方

 新刊「我、電子書籍の抵抗勢力たらんと欲す(印刷学会出版部刊)」が発売されて3ケ月。ツイッターを使って、話題づくりにつとめたこともあってか、こちらも大評判、早々と増刷も決まった。印刷業界の方から、「今後の印刷業を考える上で示唆に富む」なんていう嬉しいお言葉もいただいている。電子書籍バブルに便乗した感じがしないでもないが、すくなくとも増刷という形で印刷需要の増大には貢献しております。

 本を出したこともあってか、最近、講演に呼ばれたりすることが多い。人前で話するのは好きな方なので、のこのこ出かけてはしゃべらせていただいております。今回、京都府印刷工業組合でやらせていただいたセミナーでは、会場は聴講者で満員となった。聞けば、このように会場が満員となるのは「消費税導入の説明会」以来20年ぷりとのこと。やはり今年は電子書籍に対する関心が高い。

 内容は、電子書籍の歴史と、なぜ今年が電子書籍元年と呼ばれるのかを話して、電子ペーパーの未来について語り、電子書籍時代の印刷業界はどうあるべきかを考察する。いわば一般論である。

 それなりに熱心に聞いていただけはするのだが、今の印刷業界の関心は、そんな一般論ではないようだ。どうやらストレートに「電子書籍の作り方」を教えて欲しいというのが本音であるらしい。どういうハードを導入し、どんなソフトを備えれば電子書籍が作れるのか、そのもっと具体的な話を教えてもらいたいというのである。

 しかし、こんな直接的な技術論にのみ関心が示されるのはいただけない。たとえば、ここで電子書籍の共通フォーマットであるEPUBの作り方を教えたところで、また、いつフォーマットが変わるかもわからないし、電子書籍の製作そのものがこの業界の仕事であるとも限らない。技術の習得はそれぞれの会社が自分のところにふさわしいあり方ですすめるべきであって一般化するべきではない。だいたい、今の文字中心の電子書籍のデータを作るのはたいして難しいものではない。こうした技術はただちに一般化する。そうなれば、誰でもできることをどこよりも安くという、印刷業界を長年苦しめている安値受注合戦に又しても陥るだけのことだ。印刷業界は電子書籍の時代になっても同じ事をやろうというのだろうか。

 私は、印刷業の外側で起こっている電子書籍という大波を業界に伝えた。そのあと、それにどうやって対処するかを考えるのは個々の経営者の役目だ。電子書籍というのは印刷業界にとってはパラダイムの変換であり、単純な技術論では絶対解決がつかない。むしろ電子書籍や電子ペーパーが一般化した社会で、今後、どのような商売がありうるか根本から考えるべきなのだ。ネットと結合し、動画やリンクを多用した電子雑誌というようなものも構想されていると聞くが、これも個々の印刷会社がそれぞれの発想で商品化を企画しているものだ。「どうやれば作れますか」という技術論だけでは、新たな商品を生み出せない。むしろ重要なのは発想力である。

 でも、たぶん聞かれる。「ではいったい何をすればいいのでしょう」「その『発想』とやらはどこへ行けば教えてもらえるのですか」と。そんなもの、私が解るわけがない。個々の会社の設備も顧客も違うし、すべての会社にあてはまる解決策があれば、私がまずそれをやって誰にも教えない。もちろん『発想力』の鍛え方など知るわけがない。
 会社は他の誰にもできないことをやるから他社と差別化ができ生き残れるのだ。特に、この厳しい業界に、あえてとびこんできた二世経営者に言いたい。まずは自分で考えること、考えて考えて、未来をひねりだすこと。それが経営者としてのつとめではないか。

2010/10/25 初出 印刷雑誌10月号

日本の電子書籍勢力相関図

某、電子書籍関連人から、日本の電子書籍勢力相関図いただきました。これ非常におもしろいし、今まで個々の関係でわけがわからなくなっていたものがうまく整理されています。本人から公開してもいいと了承をいただきましたので、公開します。

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「den.pdf」をダウンロード


拙著「我、電子書籍の抵抗勢力たらんと欲す」をAppstoreから「電子書籍」でも出しました。この矛盾が、今の電子書籍の状況を象徴しているかもしれません。こちらね。
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高行健さんとお写真

国際ペン大会京都記念バーティーでノーベル賞作家の高行健さんにおあいしました。言語の壁は厚く、お話したとはいいませんが、写真を撮ってもらいました。ちょっとミーハーですが、うれしかったので、おひろめ。

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実は、作品は読んだことなかったりして・・

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