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2007年12月に作成された記事

ついに通過、NIHオープンアクセス

2007年12月27日はオープンアクセスにとって歴史的な日となりましたね。2004年以来紆余曲折のあったNIHのオープンアクセスに関する条項を含むアメリカ合衆国の「2008年労働厚生歳出法案」が通ったのです。これらいろいろ評価もでてくるでしょうが、原本はこちらです。81頁のSec.218です。

訳してみました。

Sec.218 National Institute of Health(以下NIH) の所長はNIHによって助成を受けたすべての研究者が、正式な(論文の)公表日から12ヶ月以内に、NIHのPubMed Centralに出版許可のある査読後最終段階の原稿を投稿することで、公にすることを要求する(Shall require)。
ただし以下の条件がある。:NIHは著作権法と両立する公共利用権政策(Public access policy)を実施すること。

shall require って相当強い表現ですよね。

(07.12.31)

どこでもグーグル

12/20久しぶりにJ-STAGEの意見交換会に参加。以前は、学会の先生方の出席が多かったが、最近は実務者が多い。そしてメインの話し手は化学会事務局の林和宏氏。とまあ、この話はこちらへおいといて。

実は、表題の件にちょっとびっくりしたのである。J-STAGEへアクセスしてくる元サイトだ。だいたい圧倒的にPubMedだった。あとはCrossRefやJOIリンクがほとんど申し訳のようにあった。それが、今やGoogleが圧倒的なのである。それもこの一年間で、一気にのびている、PubMedが20万件程度でそれほど変わらず推移しているのにくらべ、Googleは。2006年初めにはほとんど0だったのにも関わらず、2007年11月には90万件に達している。これはGoogle Scholarの登場が大きいだろう。

Googleをはじめとした検索エンジンの肝、キーワード検索は表示順をどうするかは大問題である。同じ商品名をもつサイトでも、検索エンジンによって表示された順番が上位であればあるほどそのサイトは訪問してもらいやすいし、ひいては商品も売れる。

これが学者の論文にもちこまれる。Googleの論理で表示順が決定される。これって相当におそろしい。

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